日記13

秋葉原に行って、ヨドバシカメラiPhone用のキーボードを買おうとしたが、キーの配列がMacBookと違うのしかなくて、使いこなせるかが不安で結局買わなかった。秋葉原にはそれ以外の用事がなかったけれど、それでも今日はできるだけ秋葉原にいたほうがいいと思ったので、とりあえずすき家に入りチーズ牛丼を食べた。プレーンの状態だとドリアみたいでそっけなかったので、紅生姜を気持ち多めにトッピングした。腹の減り具合的に完食するのがキツかった。

秋葉原のアトレはいつも何かしらのアニメ作品とコラボしていて、今日はアズールレーンだった。なんと、五周年を迎えたらしい。アズールレーンが五周年だなんて、世界はいたずらに歳を取らせるよな。アズールレーンはせいぜい二周年までしか許してはいけないだろう、普通に考えて。ソシャゲは「〜周年」なんて掲げずに、アンチエイジング的であってほしいとさえ思う。例外として、パズドラは仕方ない、という感覚はある。

コメダ珈琲に行って読書していた。後ろの席でボイスチャットをしている男性がいて不愉快だった。スマホで荒野行動でもやっているのだろう。まるで通話相手を口説いているような口調で話していたので、余計に嫌だった。

時間が空いたので本屋に立ち寄る。弘中綾香『アンクールな人生』を見かけた。ダ・ヴィンチで連載されていたのは知っていたが、書籍化したのか。ビニールに包まれていて立ち読みはできなかった。それよりも、白の表紙の中央にリクルートスーツを着た証明写真が貼られていて、「これが人生ですかあ(笑)」と、嘲笑まじりに苛立ちを覚えた。僕は「人生」という言葉が嫌いだし、関わりたくない。僕にとってこの世の中は、どれだけ「人生」を意識しないかにかかっている。「人生」に僕のからだや思考を売る気はない。